今日は最近流行りのダイエット食「オートミール」について解説させていただきます。
海外では一般的に朝食として取り入れられていますが、日本ではまだあまり馴染みがありません。
ですが、結論から言うと、オートミールは最高の穀物です。

オートミールってなに?
燕麦(エンバク)を脱穀して調理しやすく加工したもので、オートムギ、オーツ麦、オートとも呼ばれています。
見た目は写真の通りでコーンフレークによく似ている!

栄養価が高いと言われるオートミールですが、ほかの穀物と比較した表を作りました。
(各100g) | オーツ | 白米 | 玄米 | 食パン |
エネルギー(Kcal) | 380 | 356 | 349 | 260 |
タンパク質(g) | 13.7 | 6.1 | 6.8 | 9 |
脂質(g) | 5.7 | 0.9 | 2.7 | 4.2 |
炭水化物(g) | 69.1 | 77.1 | 74 | 46.6 |
食物繊維(g) | 9.4 | 0.5 | 3 | 2.3 |
カルシウム(mg) | 47 | 5 | 9 | 23 |
ビタミンE(mg) | 0.6 | 0.1 | 1.2 | 0.5 |
ビタミンB1(mg) | 0.2 | 0.08 | 0.41 | 0.07 |
ビタミンB6(mg) | 1.11 | 0.12 | 0.45 | 0.03 |
鉄(mg) | 3.9 | 0.8 | 2.1 | 0.5 |
腸内を整える食物繊維は、100gあたり9.4gで玄米の約4倍、白米の約19倍も多く含んでいます。
タンパク質含有量もトップでかなり優秀。
しかし、これをみるとオートミールは意外に脂質量が多いことがわかりますね。
ですが、オートミールに含まれる脂質は不飽和脂肪酸(いい脂質)が多く含まれているので恐れずに食べることができるでしょう。
ダイエットに必要な脂質に関する内容は下のリンクに書いてあります。
GI値が低い
GI値は食べ物を食べたときの血糖値の上昇スピードを数値化したものですが、GI値が70以上の食べ物を高GI、56~69の間は中GI、55以下の食べ物は低GIと定められています。
オートミールはこのGI値が55で低GIになります。
ちなみに白米のGI値は81で高GIに分類されます。

GI値について詳しくは下のリンクに書いてあります。
オートミールで簡単に作れるレシピ①
お米は通常炊くのに1時間ほどかかりますが、オートミールは調理法によっては5分以内で食べることができます。
私は朝にオートミールをドリンクにして飲んでいますが作ることも慣れて2分程度で完成しすぐに摂取できます。

オートミールで簡単に作れるレシピ②
〜作り方〜
①オートミールに低脂肪牛乳を浸るまでかける
②オートミールが柔らかくなるまでレンジにかける(動画は700Wで2分間)
③はちみつをかけてできあがり

食物繊維のバランスがよく腸内環境を改善する
食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の二つがありますが、そのふたつのバランスが1:2で摂取するのが理想と言われています。
オートミールはこの2種類のバランスも理想的です。
2つのタイプの食物繊維を解説します。
水溶性食物繊維
水に溶け、腸内の善玉菌を増やしたり、血液中のこれ捨てロールを下げる働きがあります。
水分保持力が高く、水に溶けるゲル状で柔らかい便を作ります。便秘がちな人におすすめです。
不溶性食物繊維
水に溶けず、腸内で水分を吸収して膨らみます。
腸のぜん動運動を活発化させ便通を促進します。
腸の活動が活発になって、便通も促進され体調の改善にも前向きな効果が見られます。
オートミールについて理解を深めることができましたか?
このようにオートミールには身体にいい要素がたくさんあり、今話題となっているのです。
ダイエット中だけでなくそれ以外の期間中にも食べるべき優秀な食材だと思います。
