「成長ホルモンの分泌を活性化するために必要なものはなに?」
成長ホルモンの分泌は主に、レジスタンストレーニング(筋トレ)後、睡眠中に最もでやすいと言われています。
また、思春期をピークに年々分泌量が減ってしまうホルモンになりますが、筋肉の成長にとって切っても切り離せない大切なホルモンです。
成長ホルモンの主な作用
・身長を伸ばす(子ども)
・脂肪燃焼
・体調を整える(疲労回復)
・筋肉修復促進
などさまざまです。
下の図をご覧ください。
JATIトレーニング指導者テキスト「理論編」
この図の内容を簡単に解説しますと、
プロトコル1
5RM(5回でマックスを迎える重さ)強度でインターバルが3分
プロトコル2
10RM強度でインターバルが1分
左からエクササイズ前、エクササイズ中、エクササイズ後のテストステロン値と成長ホルモン値を示した図です。
結論、インターバルが短い方がテストステロン値、成長ホルモン値ともに上がるということです。
よって、成長ホルモンの分泌を増やすためには中強度のインターバル短めのトレーニングといい睡眠がキーポイントになります。

成長ホルモンとダイエット
成長ホルモンやIGF-1やテストステロンはアナボリックホルモンと言われています。
それらが筋肉の細胞(筋サテライト細胞)を刺激して増殖を促し、筋肥大を起こすと考えられています。
筋肥大を効果的に起こすためには、筋線維そのものが強く活動することと、ホルモンが筋線維に働くことが条件になります。
体脂肪は、遊離脂肪酸という脂肪に分解されてからはじめてエネルギーとして消費されます。
成長ホルモンがその体脂肪を分解する作用があるんです。
分解された遊離脂肪酸を血液に流して、エネルギーにしようとする働きがありますので、成長ホルモンを出すことは痩せることに繋がるのです。

成長ホルモンって目には見えないけどかなり大事ですね。
そして、成長ホルモンをたくさん分泌するためには、大きな筋肉である下半身の筋肉をつかったトレーニングがいいと言われています。
おすすめの下半身トレーニング種目はスクワットやデッドリフトです。
詳しいフォームが載っているリンクを貼っておきます。