今回は良い脂質と悪い脂質が存在するのでその種類などについて解説していきます。
脂質は三大栄養素(炭水化物・脂質・タンパク質)のなかで最も効率のいいエネルギー源で、人間の身体には欠かすことができません。
1グラムあたり9kcalと、三大栄養素の中で一番高いエネルギーを得ることができます。
私たちの体には欠かせない栄養の1つですが、摂りすぎれば肥満の原因になりますので注意してください。
脂質の主な役割
①脂質には体で作り出すことができない必須脂肪酸が含まれ、細胞膜の成分やホルモンの材料となる
②脂質は脂溶性ビタミン(A・D・E・K)の吸収を助ける
③体温を調整する
④臓器などを保護するクッション的な役割がある
脂質を構成する主成分は脂肪酸と呼ばれますが、大きく分けて「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に分けられます。
●飽和脂肪酸とは?
動物性食品に多く含まれ、常温で固体の脂質で摂りすぎると、血液中のLDL-C(悪玉)や中性脂肪を増やします。その結果、高脂血症や動脈硬化を招く危険性があります。貯蔵に向いているといえます。
「多く含む食品」
・生クリーム
・バター
・乳製品
・チョコレート
・ラード
・ケーキ
●不飽和脂肪酸とは?
植物油・魚油・大豆油などに多く含まれ、常温で液体の脂質です。
血中の中性脂肪やコレステロール値を調整する働きがあると言われています。
一価不飽和脂肪酸や多価飽和脂肪酸、トランス脂肪酸もこれに含まれます。貯蔵には不向きと言えます。
○一価不飽和脂肪酸について
・血液中の悪玉コレステロール値を低下させる
・循環器系疾患のリスクを減らす可能性がある
「多く含む食品」
・ひまわり油
・オリーブオイル
・マカダミアナッツ
・サンフラワー油
○多価不飽和脂肪酸について
・脳の働きを正常に保つ
・悪玉コレステロール
・血液の凝固を抑え決戦を予防する
「多く含む食品」
・くるみ
・まぐろ
・さば
・うなぎ
・卵黄
○トランス脂肪酸について
・油脂を精製したり加工した時にできるもの
・食品からとる必要がないと言われている
・摂りすぎると健康への悪影響がみられる場合がある
・サラダ油のように精製した植物油脂や油脂を加工したマーガリンやショートニング、牛乳やバターなどの乳製品にも含まれる
「多く含む食品」
・マーガリン
・ショートニング
飽和脂肪酸は貯蔵しやすく、不飽和脂肪酸は貯蔵しにくい性質を持つため、ダイエットには不飽和脂肪酸が向いていると言えます。
ダイエット中はPFCバランスの1日目標値を決める方が多い中で、脂質の目標量も、いい脂質で摂取することで円滑にダイエットが進んでいきます。

また、最近MCTオイルが不飽和脂肪酸で人気ですが、僕が使ってみて体験したことをご紹介します。
MCTを使った時の体験談
早朝にブラックコーヒーにMCTオイルを10gほどいれてからウォーキングに向かいましたが、20分を経過した頃からお腹の調子が悪くなり、めまいがしました。
少し時間が経って体調が悪かったので横になり少し寝ましたが、起きたら今度はひどい下痢(^^;)
しばらくの間トイレにいって仕事に戻ってを繰り返しましたがその日のうちに体調は戻ってくれたので一安心しました。
これが、摂りすぎによる体調不良なのか、自分の体にあっていないかはわかりませんが、少なくともこの体の変化が起きたことは事実なので使用はやめました。
このように体に合う合わないは人それぞれなので参考までにしてください。
